引用元:filmarks.com
2020年のフランス映画
タイトルはイタリア語で「幸福」
冒頭で同名タイトルのヒット曲を夫婦が車の中で歌うシーンがある
まさに幸せなふたり
いつも両親、特に父親のティム(ピオ・マルマイ)は真顔でとんでもない嘘をつく
誰の得にもならない単純に驚かせるためだけに
外食中に11歳の娘トミー(リタ・メルル)に向かって
「いつか話そうと思っていたけれど、実は俺たち夫婦は、当時一緒に暮らしていた友人夫婦の間に生まれた子供を育ててきた」
などと全然シャレにならない内容
そのお陰で幼い娘もすっかりクールに育ち、滅多なことでは驚かない(日本の家庭でもお馴染みの光景ではあるけれど、話のブラック度ではフランスに軍配が上がるだろう)
妻のクロエ(カミーユ・ラザフォード)もなかなかの強者で、ティムが油断した隙にやり返したりもする
そんな三人は、長期不在の邸宅に忍び込んで生活し、家主が戻って来ると慌てて逃げ出すという慌ただしい毎日
長い休みも終わりを迎え、明日の新学期初日には車でトミーを学校まで送ると約束したティムだったが、夜になってもクロエが仕事から戻ってこない
100%トミーに同情するしかない
まったく馬鹿な親を持つと苦労する、という話
ほっこりするエンディングに救われる
よくデキた娘トミーを演じるのはブリュノ・メルル監督の実の娘
明日は、そんな名人は嫌だ、と思う作品をご紹介