引用元:amazon.co.jp
2022年に82歳で亡くなったジェームズ・カーンの訃報を聞いて鑑賞した作品
「ゴッドファーザー」シリーズでの長男ソニー役や、「ミザリー」の作家役などが印象的ではあるけれど、本作は2016年公開の主演作品
高校生のイーサンとショーンは、ふたりの悪ノリ感覚で「革新的な実験」として、向かいの家に一人で暮らしている老人ハロルド(ジェームズ・カーン)宅にある仕掛けをする
それは「偏屈で妻にも出ていかれた孤独な老人男性が、超常現象に遭遇したら一体どうなるのか?」というもの
ふたりは、その過程を最初からビデオに収めた面白いドキュメンタリー・フィルムを作ろうと、ハロルドの外出中に忍び込んで盗聴器やカメラなどをセットする
その夜から観察を始めるも、ふたりの仕掛け(ドアを揺らしたり、ステレオから大きな音で音楽が流れたり)には動じないハロルドは、毎晩地下室に向かうのだった
ちなみに本作のキャッチコピーは「このジジイ、かなりヤバい」
果たして本当に作品を鑑賞した上で考えたコピーなのか?
時には解釈の違いもあるだろうけれど、これは明らかにミスリード
しかも作品に、そして映画に対する愛情を感じられないコピー
眉を顰めるというレベルではなく、リリース前に周囲が止めるべきレベルだと思う
駄洒落ではないのだろうけれど、ジェームズ・カーン演じる老人宅のステレオから流れるサザン・ソウルの名曲、ジェームス・カー(James Carr)の「Forgetting You」が素晴らしい
明日は、久しぶりにベトナム映画をご紹介