引用元:filmarks.com
2017年の作品
先日観た「PERFECT DAYS」を除くと、最近のヴィム・ヴェンダース監督作品にはすっかりご無沙汰していて、妙な新鮮味を感じつつ鑑賞
ノルマンディの海岸沿いにあるリゾート・ホテル
生物学者のダニー(アリシア・ヴィキャンデル)は、数日後に「生命の起源を解明する調査のため」、グリーンランドの深海に潜ることになっている
その前の準備とリラックスも兼ねて、出発までこのホテルに宿泊していた
早朝、海岸を散歩していると、ジョギング中の男性ジェームズ(ジェームズ・マカヴォイ)に声を掛けられ、アニーは挨拶程度の会話をする
ホテルに戻ると、同じタイミングでジェームズもフロントに戻っており、ふたりはランチの約束をする
ところが、ジェームズはダニーについて質問するものの、自分については話したがらなかった
彼はMI-6の諜報員で、テロを阻止する任務のために、数日後ソマリアに行くことになっていた
近年のヴィム・ヴェンダース監督作品の印象が薄いせいか、クリアに感じられる映像に違和感と、嬉しさを感じながら鑑賞
しかし、主演の二人のキャラクター設定がカッコ良過ぎることと、彼らの内面が見えてこないせいで、人間ドラマ的には少し消化不良
彼らのファンからすれば、ヴィム・ヴェンダース作品は好みではないだろうし、ヴィム・ヴェンダース監督のファンからすれば、キャスティングに違和感(お洒落過ぎる?)があるかもしれない
原題は「Submergence」= 潜水
頑張ってくれた跡を感じさせる邦題
明日は、スピード勝負な映画をご紹介