無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

849. 裏窓

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引用元:ro-yu.com

 

1954年のアメリカ映画

 

ヒッチコック作品の中でも、誰もが「片手に入れる」であろう人気作品

 

という表現は「片手ではとても足りない本数の人気作品がある」ことが前提になるけれど、そんな映画監督は果たして他に何人存在するだろう?

 

 

 

最初から最後まで、カメラはほぼジェームズ・スチュアートの部屋から出ない所謂「ワンシチュエーション映画」

 

脚を骨折してしまったカメラマンのジェフ(ジェームズ・スチュアート)は、部屋の中で退屈な車椅子生活を送っている

 

そんな彼の唯一の楽しみは、望遠レンズで、裏窓からアパートの住民の様子を覗くこと

 

喧嘩の絶えなかった夫婦の妻の方が姿を消すと(普段から夫の怪しい行動を観察していたジェフは)妻は既に殺されていると確信し、恋人のリザ(グレース・ケリー)と一緒に調査を続ける

 

しかし、その話を信用していない風の警察の関心を集めようとして、更なる証拠集めに動くも、、

 

 

 

何といってもグレース・ケリーの演技が観られる贅沢さ

ヒッチコックが意識して撮影している様子が伝わってくる)

 

そしてカメラが部屋から出ないことを意識させない、スリリングな展開

 

裏窓から他の住民の様子がわかる、日本人には馴染みの薄い中庭のある多層階の集合住宅

 

 

最初に本作を観た時には、

 

「海外の家ってこういう風なんだ、、他の家から丸見えなのはちょっと嫌だなあ」

 

と思ったのを覚えている

 

 

明日は、フランソワ・オゾン監督作品を紹介します

 

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