引用元:video.unext.jp
高校生の時の「将来なりたい職業」は、海外旅行添乗員、いわゆるツアーコンダクターだった
当時は、海外で働く職業を他に知らないせいで憧れていたけれど、考えてみれば他人のお世話をするのが好きな性分でないと務まらない仕事
到底、自分に勤まるはずはない
幸いにも(?)大学を卒業するまでには考えも変わり、違う仕事に就いたけれど、もし旅行会社に就職していたら、数か月しか続かなかっただろう
旅行会社の添乗員・みすず(清水美沙)は、日本から15人のツアー客を引き連れてバンコクにやって来た
しかし「ホテルの部屋を変更しろ」とか、「買い物につきあって」とか、挙句の果てには避妊具まで買いに走らされる始末
翌日、路上で親切な日本人の青年・飛田林(萩原聖人)声を掛けられ入ったカフェで、オーナーのジョイ(風間杜夫)にぼったくられてしまい、更には、ホテルのフロントに預けた15人のパスポートを紛失し、みすずは日本の本社から罵倒されてしまう
必死になって働いてきた結果が、この有り様かと、愕然とするみすずは(後に発見されたパスポートを手に)、ジョイと飛田林の詐欺コンビに弟子入り(!)する
公開された1994年には既にバブルは崩壊していたけれど、全体的にバブル期の緩さが溢れている
本作に登場するわがままなツアー客を観ていると、つくづく自分にはその相手は出来ないと思った
明日は、一風変わった時代劇をご紹介