引用元:amazon.co.jp
原題は「The End of the Affair」
グレアム・グリーンの小説が原作であり、また彼の実体験に基づいていると言われている
舞台は1940年代、戦況激しさを増すロンドン
小説家のモーリス(レイフ・ファインズ)は、知り合いの官僚ヘンリー(スティーヴン・レイ)から
「妻のサラ(ジュリアン・ムーア)が浮気をしているかもしれない」
と相談を受ける
実は、モーリスとサラは、以前特別な関係にあったものの、サラによって一方的に終わっていた
あれほど強く愛し合っていたというのに、いったい今は誰と?と、気になったモーリスは探偵を使って調査をすることに
いわゆる浮気モノではあるけれど、法律上の夫婦に「夫婦らしい生活」は無く、モーリスとサラの関係にいやらしさは感じられない
それだけ地味で、結婚生活に向いていなさそうなヘンリーをスティーヴン・レイが見事に演じ切っているということだろう
一方、モーリスへの愛を貫くサラには、もう少し情熱的な雰囲気が欲しかった(ジュリアン・ムーアはどちらかと言えばクール・ビューティーのタイプ)し、モーリスに至っては(そんなにもサラを惹きつけるという)男性的な魅力も、(厳しい環境や、不快な状況に陥った時の取り乱し方などから)人間的な魅力も足りないように映った
日本人には伝わり難いカッコ良さなのだろうか?
彼の出演作は「シンドラーのリスト」と「イングリッシュ・ペイシェント」くらいしか観てないなあ、と思っていたら、何とハリー・ポッター・シリーズでヴォルデモート役を演じていた
明日は、朱に交われば赤くなる、と痛感する作品をご紹介