無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1255. ことの終わり

引用元:amazon.co.jp

 

原題は「The End of the Affair」

 

グレアム・グリーンの小説が原作であり、また彼の実体験に基づいていると言われている

 

 

 

舞台は1940年代、戦況激しさを増すロンドン

 

小説家のモーリス(レイフ・ファインズ)は、知り合いの官僚ヘンリー(スティーヴン・レイ)から

 

「妻のサラ(ジュリアン・ムーア)が浮気をしているかもしれない」

 

と相談を受ける

 

実は、モーリスとサラは、以前特別な関係にあったものの、サラによって一方的に終わっていた

 

あれほど強く愛し合っていたというのに、いったい今は誰と?と、気になったモーリスは探偵を使って調査をすることに

 

 

いわゆる浮気モノではあるけれど、法律上の夫婦に「夫婦らしい生活」は無く、モーリスとサラの関係にいやらしさは感じられない

 

それだけ地味で、結婚生活に向いていなさそうなヘンリーをスティーヴン・レイが見事に演じ切っているということだろう

 

一方、モーリスへの愛を貫くサラには、もう少し情熱的な雰囲気が欲しかった(ジュリアン・ムーアはどちらかと言えばクール・ビューティーのタイプ)し、モーリスに至っては(そんなにもサラを惹きつけるという)男性的な魅力も、(厳しい環境や、不快な状況に陥った時の取り乱し方などから)人間的な魅力も足りないように映った

 

日本人には伝わり難いカッコ良さなのだろうか?

 

彼の出演作は「シンドラーのリスト」と「イングリッシュ・ペイシェント」くらいしか観てないなあ、と思っていたら、何とハリー・ポッター・シリーズでヴォルデモート役を演じていた

 

 

明日は、朱に交われば赤くなる、と痛感する作品をご紹介

 

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