引用元:filmarks.com
モダニズム建築の宝庫・インディアナ州コロンバスを舞台にした、個性的な建築物をバックに描かれる本作
これがデビュー作になるというコドナダ監督は、その名前を「東京物語」、「東京暮色」、「秋刀魚の味」他、多くの小津安二郎監督作品の脚本を務めた野田高梧(コウゴ・ノダ)に因んでいるというマニアックさ
より話題になった次作「アフター・ヤン」も近いうちに観ようと思う
一年以上も音信不通だった建築家の父親が倒れたと聞き、息子のジン(ジョン・チョー)は、韓国からコロンバスにやってくる
父との折り合いが悪かったこともあって、早々に帰国したがるジンだったが、地元の有名建築を紹介してくれることになる図書館員のケイシー(ヘイリー・ルー・リチャードソン)と打ち解けていくうちに、自身とは正反対な彼女の性格に惹かれていく
ハリー・ウィーズやケヴィン・ローチなど有名な建築家による、個性的な教会や銀行などの建築物が楽しめるのが大きな魅力
それに加えて小津映画の影響と聞くだけで興味をそそられる作品ながらも、日本公開が2020年3月という最悪のタイミングによって見逃してしまった(アメリカでの公開は2017年)
コロナ禍に上映された(或いはされなかった)作品すべての(再)上映は難しいだろうけれど、その中でも本作の様な「スクリーンで観る意義が大きな作品」は何とか検討をお願いしたい
明日は、ポスターが印象的なイタリア映画をご紹介