無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

410. イタリア式奇想曲

引用元:natalie.mu

ぴあフィルムフェスティバルに行ってきた

 

折角ならコンペティション部門の作品を複数観たかったけれど、チケット入手も難しく、同じくらい期待していたパゾリーニ監督の日本初上映作(といっても1968年の作品)を

 

 

 

6人の監督による6つの短編オムニバス

 

面白いことに時間もバラバラだし、各ストーリーがシンクロすることもなく、淡々とまったくタイプの違う作品が続けて流れていく

 

パゾリーニ監督は4話目の「曇って何?」

 

彼の作品はまだ「マンマ・ローマ」(母親の息子に対する愚直な愛情を描いた作品)しか観たことがないけれど、本作は登場人物が操り人形に扮して観念的に表現するというまったく違った印象

 

個人的には続くフランコ・ロッシ、ピーノ・ザック監督の「海外出張」の、実写とアニメーションの斬新な組み合わせ方や、60年代後半の若者文化とある夫婦の様子の随所にイタリア(人)が感じられるマウロ・ボロニーニ監督のコメディ「嫉妬深い女」も大いに楽しめた

 

 

パンフレットにもパゾリーニについて詳しい説明など

 

会場はなかなか盛り上がっている様子だったけれど、東京(京橋)の後は京都が予定されているのみ

 

もっと会場を増やせばさらに多くの映画ファンが参加できるだろうに、、それが叶うように来年も足を運ぼう

 

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