引用元:filmarks.com
2016年のスペイン映画
「トーク・トゥー・ハー」、「人生スイッチ 」に続いて観たペドロ・アルモドバル監督の作品
本作を観てから、やっとこの監督の世界観がわかりかけた気がする
実際、スペイン国内でも「20作目にして最も彼らしい作品」と言われているらしい
↑ この絶妙な表現に、自国で彼が如何に愛されているのか、と想像してしまう
パートナーのロレンソ(ダリオ・グランディネッティ)と一緒になるつもりで、マドリードからポルトガルに移住することを決意したジュリエッタ(エマ・スアレス)
ところが、ずっと行方が分からなかった娘アンティア(ブランカ・パレス)を、マドリードで見かけたと、娘の親友から聞き(どうしても娘に会いたいと)街に残ることにする
そしてジュリエッタは、娘に会える見込みもないまま、過去に遡って長い手紙を書き始める
この監督の作品にしては、エキセントリックな描写や展開が(極めて)少なく、安心して母と娘のドラマに入り込める
監督のペドロ・アルモドバルは、彼にとって初めての英語作品として、メリル・ストリープの主演で撮影するつもりだった(実際にバンクーバーやニューヨークをロケ地として下見までしていた)らしい
(まったく違った仕上がりになったであろう)メリル・ストリープ版も観てみたかった
明日は、珍しく日本のショートムービーを紹介します