引用元:pff.jp
先日、会場に行ってみた「ぴあフィルムフェスティバル」
PPFアワード入選作品は、会場での鑑賞を諦めてオンラインにて
520本もの応募作品の中から選ばれた16の入選作品
その中から、河村陸監督による本作を鑑賞
「そろそろ就活も始めないと」という時期に差し掛かった3人の大学生が組んでいるスリーピースバンド
ドラムの奏恵(ねこじま)は
「このバンドはこれからもずっと続いていくんだろうな」
と何となく思っていた
ところが、ギター&ヴォーカルの石田(石倉宙樹)が突然
「一度、ひとを殴ってみたい」
という衝動からボクシングを始め、
「ソッチが楽しくなってきたからバンド活動を停止したい」
と言い出し、ベースの小峰(小池大徳)と衝突する
何とか予定されていたライブには参加したものの、ステージ上で石田は急に固まってしまう
27分と短い作品ということもあって、映像から受け取れるいくつかの断片が自分の頭の中でひとつにまとまる感覚が無いまま終わってしまったけれど、それが新鮮で心地良く感じられた
普段、洋画、邦画、年代問わず観ているつもりではあるけれど、すべてある程度の規模以上のマーケット上にある作品
凝り固まった(鑑賞)感覚を分解するには、他の入選作品も観た方が良い気がした
バンドメンバー三人の演技も新鮮だったけれど、ずっと三人を親身に応援してくれていた先輩(大平智之)も気になる存在