引用元:amazon.co.jp
2006年のアメリカ映画
舞台は1940年のアメリカ
イェール大学在籍時に、CIAの前身組織にスカウトされたエドワード(マット・デイモン)は、美しい妻(アンジェリーナ・ジョリー)と息子に恵まれるも、国のために諜報活動に邁進していく
大戦後の冷戦が続く中、1961年に社会主義国へと大きく舵を切っていくキューバに対し攻撃を仕掛けるも、何者かによる情報漏洩で失敗してしまう
そして「チーム内に二重スパイが存在している」という疑惑を掛けられた指揮官のエドーワードの元に、一本のビデオテープが送られてくる
そこには、判別の難しい画像ながらも、黒人女性と抱き合う関係者らしき人物が映っていた
ロバート・デ・ニーロ監督作品(二作目)という気負いからか、エンターテインメントよりも、現実のピッグス湾事件と、そこに至るCIAの内部事情に迫ることを優先した165分の重厚で入り組んだスパイ映画に仕上がっている
そして、志半ばで死を選んだ父親と、自分を恨みながらも同じ道を歩もうとする息子の間で苦悩するエドワードの描写も同時進行し、後半はむしろこの側面が強調されていく
もちろん「あっという間」に感じる作品ではない分、途中若干の辛抱も必要になるけれど、観終わると理解を整理したくなり「後半を観直したいなあ」という気にさせられる
マット・デイモンは、当時36歳
エドワード役には相応しい年齢ではあるけれど、課されている重責、或いは妻のアンジェリーナ・ジョリーの妖艶さと比較(?)すると、童顔に見えてしまった
しかし、最初はレオナルド・ディカプリオにオファーされた役と知り、「彼らくらいの若者顔で良かったんだ」と納得はしたものの、もう少し渋い表情の俳優がリアリティーが出るのにな、とは思う
明日は、「こんな父親は嫌だ」と思う韓国作品をご紹介