引用元:amazon.co.jp
原題も「SYRIANA」
イランとイラクとシリア、という三つの国がひとつになった場合の想定国家の名前
CIAの諜報部員として、特に中東で過酷な任務を歴任してきたロバート・ベアの著書「CIAは何をしていた?」をもとに、アメリカと中東の産油国の複雑な関係、駆け引きを描いた作品
アラブ某国の王子・ナシール(アレクサンダー・シディング)は、アメリカに依存し過ぎた現状を打破すべく、天然ガスの採掘権をアメリカの大手企業から、中国企業に移すことを計画していた
スイスで活動している、エネルギー業界のアナリスト・ウッドマン(マット・デイモン)は、王子の相談役となり、アメリカと対立するイランを経由した輸出ルートを提案する
しかし、その動きにアメリカの石油メジャー、その利権に絡もうとする弁護士、そしてCIAのベテラン諜報部員ボブ(ジョージ・クルーニー)らが反発、王子を排除しようと動き始める
と書くと、シンプルだけど、実際にはかなり複雑で、名前と立場と目的を常に確認しながら観ていないと、あっという間に置いて行かれそうな、いろんな意味でスリリングな作品
諜報員のボブは、息子の大学進学を機に危険な現場任務から引退するために、これが最後の任務という設定だったけれど、映画の中で「これが最後」というのが無事に済んだ試しが無い
果たして本作では?
明日は、100万円という金額の大きさについて考え直してしまう映画をご紹介