
ル・シネマ渋谷宮下(Bunkamura)にて
チェーホフの「犬を連れた奥さん」など四つの短編を下敷きにした脚本を、ロシアのニキータ・ミハルコフが監督、そして主演をマルチェロ・マストロヤンニが務めた大作
ギリシャからイタリアに向かう客船の食堂
人の好さそうなロシア人の初老の男性が店内をうかがうも、まだ昼前とあって店は準備中だった
しかたなく出直そうとしたところ、窓際のテーブルにいた同年代のイタリア人男性に「のどが渇いたなら、ここで一杯やりませんか」と声を掛けられる
そして、以前ロシアにも住んだことがあるというこのイタリア人男性のロマーノ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、目の前の男に自らの人生について語り始める
マルチェロ・マストロヤンニが女性を追いかけてロシアに行くという流れは、「ひまわり」(1970年)を思い出させるけれど、こちらはいろんな意味で熱量低め、かつシニカルな魅力に溢れている
4Kロングバージョンということで、オリジナルがどんなエンディングだったのかわからないけれど、今回観た丁寧な終わり方ではなく、ニューシネマっぽく突然終わるのもアリだな、という気もした
明日は、どんどん犯行計画が変更されてしまう作品