無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

530. 卒業白書

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引用元:amazon.co.jp

 

1983年のアメリカ映画

 

トム・クルーズのデビュー作ではないけれど、いわゆる出世作

 

本作後、80年代だけでも「トップガン」、「ハスラー2」、「カクテル」、「レインマン」そして「7月4日に生まれて」と主演作品が続けざまに大ヒットしていく

 

 

 

 

ジョエル(トム・クルーズ)は大学受験を目前に控えた真面目な高校生

 

ところが両親が旅行で自宅を数日空けることになり、悪友に影響されてコールガールを呼んでしまう

 

 

両親が居ない間の「ひと晩の悪ふざけ」のはずだったのに、その料金が思いの外高額(ジョエルが相場を知らなかっただけ)で、すぐには支払えず、コールガールのラナ(レベッカ・デモーネイ)が自宅に居座ることになってしまう

 

 

 

 

アメリカに住む高校生の男の子が大人になる過程を描いた作品

 

「大人になる過程」といっても数年間社会で苦労するわけはなく、親に言えないようなことを経験するたった数日間で、一気に見える景色が変わるくらい大人になるという過程

 

ストーリーも単純で、特に目新しいものでもないのに、星の数ほどある学園モノの中で、いつまでも語られる数少ない作品

 

こうしたヒットは、(一部のアイドル映画を除いて)90年代以降にはあまり見られない現象ではないだろうか?

 

そう思うと独特の長閑さというかお気楽なキラキラ感こそ、80年代の魅力だと感じる

 

 

何といっても ↓ のワイシャツ+ブリーフのダンスで知られるボブ・シーガーの「Old Time Rock & Roll」が有名

 

他にもブルース・スプリングスティーンの「ハングリーハート」やマディ・ウォーターズの「マニッシュ・ボーイ」といった楽曲も、その歌詞の世界に憧れていそうなジョエルにぴったり

 

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