引用元:amazon.co.jp
新型コロナの影響で習慣も少し変わってしまったけど、普段の土曜日の朝は最寄りのスーパーに食材の買い出しに出掛ける
気が向けばその帰り道にバッティングセンターに寄ることにしている
季節によっては日差しが真正面でボールが見えにくかったり、雨の日はグラウンドが使えない少年たちに占拠されていたりして打たずに帰ることもあるけど、大抵はそこでバットをブンブン振り回している、、、ルーティンというほど徹底していないけどかれこれ10年くらい続けている
2006年公開の作品
会社をリストラされた主人公(大森南朋)は、かつて憧れていたクラスメイトに告白するため上京する
都内の公園で偶然出会った謎の男から、10分100円でキャッチボールをする”キャッチボール屋”を任されることになり、そこで出会うワケありな人たちと交流して(というか振り回されて)いく
主人公もワケありな人たち(寺島進や松重豊など)もコミュニケーションに難アリなのに、キャッチボールを通じて心を開いていく
キャッチボールは最初の何投かは単なるウォーミングアップかもしれないけど、その後は相手の投げる球の勢いや回転で何らか感じ取れるものがあるし、自分の投げる球も(無心で投げているつもりでも)自然に何かを発信しているのかもしれない
もちろんテニスや卓球の経験者同士がラリーをする様に他のスポーツでも気持ちを通じ合わせる練習はあると思うけど、公園(今時できるところも限られるけど)で初対面の相手とやるにはキャッチボール一番しっくりくる?
キャッチボール屋を任せた謎の男の好みの曲として山口百恵の夢先案内人(77年)が印象的に使われているけど、この作品のどこか現実離れした浮遊感によくマッチしている