無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

12. 学校

 

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1993年公開の映画

 

舞台となっている学校は夜間中学(公立中学の夜間学級)

 

元々は戦後の混乱などで義務教育を終えられなかった人たちのために夜間に授業を行う学校で、昭和30年代には全国に80校以上あったらしく、現在では(就学援助の充実や社会情勢の変化で)31校に減少している

 

監督は山田洋次、主役の先生には西田敏行、同僚の先生に竹下景子、生徒には田中邦衛、、、と聞くだけで品質保証済みというか(悪く言えば)観なくても感動した気になってしまう(笑)けれど、実際に観てみると役者のひとりひとりが持ち場で輝いている有り様が素晴らしく、唯々良く出来た映画だなあと感動

 

西田敏行田中邦衛は、演技の濃さに辟易する時もあるけど、本作では(それが気にならないワケじゃないけど)効果的に映るし、若い生徒(萩原聖人中江有里裕木奈江)たちの演技とのバランスも良く、これだけ多くの個の濃さを抱えながら作品としてまとまっているのは(個性の発揮も作品に向かっているという意味で)監督としての力量なんだろう

 

社会に出るための知識を身に着けることが本来の目的なんだろうけれど、この学校で過ごす毎日が生き甲斐だったり、心の支えだったりする様子を見て、それらも夜間中学に通う人たちにとっての存在意義なんだろうなと思った

 

96年と98年に続編が作成されている

 

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