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1979年に起こった朴正煕(パク・チョンヒ)韓国大統領の暗殺事件をベースにしたフィクション
ということで事前に朴正煕についておさらいすると
1961年の軍事クーデターで最高会議議長に就任、1963年から暗殺される1979年まで17年間大統領を務めた
その間の経済成長で世界最貧国層から抜け出した功績の一方で、民主化運動の弾圧や拷問、投獄などを行った(1973年の金大中拉致も彼の在任期間中に発生した事件)
2013年から2017年に大統領を務めた朴槿恵(パク・クネ)の父親
ストーリーは、事件発生の40日前に遡ったところから始まる
韓国大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称KCIA)は、他のどの政府機関よりも優位に位置していた
そのKCIAの元部長であるパク・ヨンガクはアメリカに亡命し、韓国の実業家が(KCIAと連携して)米国議員に買収工作を仕掛けた「コリアゲート」捜査の重要参考人として下院議会聴聞会で「朴正煕の腐敗政治」について告発する
これに激怒した朴大統領は、現部長のキム(イ・ビョンホン)をアメリカに行かせ、元部長が出版予定の回顧録が世に出ないように回収して来ることを命じる
一方、韓国国内では、釜山での民衆蜂起が続き、いつまでも収拾できないKCIAへの風当たりが強くなっていく
映画化するに際して、どの人物に同情的に描くのかや、エピソードの詳細など、フィクションと呼ぶべき要素はあるだろうけれど、実際に起きた事件の大枠的には忠実であることを考えると、「この部分が事実と異なる」的な批判を避ける意味でもフィクションとしているのだろう
暗殺とは稚拙な行動ではあるし、この後すぐに民主化されたわけではない(民主化はソウル・オリンピックを翌年に控えた1987年、盧泰愚大統領候補によって宣言された)けれど、もしもこの事件が無かったら、韓国はどうなっていたのだろうか、とも思う
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