無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1074. 負け犬の美学

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引用元:eiga.com

 

2017年のフランス映画

 

妻と娘と暮らしているスティーブ(マチュー・カソヴィッツ)は、40半ばのボクサー

 

といっても稼ぎは僅かなファイトマネーとレストランのアルバイト代で、家計を支えているのは妻の稼ぎという苦しい状況

 

ティーブの戦績は、13勝33敗3分

 

そして最後の勝利からすでに3年が経っているという明らかに先の無いボクサーで、妻とも「50試合に達したら引退する」と約束している

 

 

そんなスティーブだったが、娘の更なる上達にピアノを買ってあげるために欧州チャンピオンのタイトルマッチに挑むタレクのスパーリング相手になることにする

 

それは(殴られっぱなしな分)試合よりも危険な仕事で、妻とは「絶対やらない」と約束したことだった

 

 

 

 

ボクシング映画というよりは家族のテーマが主軸で、ボクシングに興味のない人でも楽しめる内容

 

ボクシングに関しても、主人公は才能の無い引退間近のボクサー役で、タレク役を元WBAスーパーライト級チャンピオンのソレイマヌ・ムバイエが演じているからまったく違和感なく観られる

 

 

原題は「SPARRING」

 

負け犬の美学」というネーミングは、内容から逸れてはいないけれど、若干勇み足な印象

 

そのままカタカナの邦題ではダメだったのだろうか? 

 

 

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