引用元:filmarks.com
原作はオクターブ・ミルボーの小説
原題は「LE JOURNAL D'UNE FEMME DE CHAMBRE」(邦題は直訳)
1930年代の半ば、フランの田舎町にあるモンテイユ家の屋敷に、ある小間使いがやって来る
都会での小間使いの仕事が嫌になり、パリからやってきた美しいセレスティーヌ(ジャンヌ・モロー)は、屋敷を取り仕切っている妻からは絶えず小言を言われてしまうが、その夫(ミシェル・ピッコリ)や父親、そして仕事仲間となる他の小間使いや、下男のジョセフ(ジョルジュ・ジェレ)たちから受け入れられ、屋敷での生活をスタートする
ところが、婦人靴のマニアの父親からは足を触られた上で靴をプレゼントされ、勝気な妻に対するストレスを抱えている夫からもいやらしい目で見られる
下男のジョセフも変わった性格をしていたが、セレスティーヌはそういうクセのある男たちを上手くあしらいながら、仕事を覚えていく
そんなある日、近所に住む少女が行方不明になる
ジャンヌ・モローの演技は「死刑台のエレベーター」他でも観ているけれど、ストーリーに夢中で彼女の演技に注目が届かなかった(というか彼女の独特の魅力を理解していなかった?)のに対して、本作ではその不愛想な魅力に話の筋を追うのが疎かになるところだった(というほど込み入ったストーリーでもないけれど)
献身的な小間使いの役を、ジャンヌ・モローの意志の強そうな目つきと美貌で演じるのは少し無理があるけれど、このくらいの個性が無ければ、ミシェル・ピッコリやジョルジュ・ジェレたちには対峙できなかったかもしれない
明日は、独特の肌色を描いた天才についての映画を紹介します