無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1056. トレンチコートの女

引用元:unifrance.org

 

原題 / 英題は「ON NE MEURT QUE 2 FOIS/HE DIED WITH HIS EYES OPEN

 

雪の降る朝、駅のホームでひとりの男の死体が発見される

 

後にその男は、シャルル・ベルリネルというピアニストであることが判明する

 

刑事のスタニランド(ミシェル・セロー)は、取り調べた彼の妻マーゴ(エリザベス・ドパルデュー)から、男にはバルバラという愛人(シャーロット・ランプリング)が居たことを知り、彼女のアパートに駆け付ける

 

するとそこにはバルバラの美しい写真と、ふたりのなまめかしい会話が収められたカセット・テープがあった

 

 

 

シャーロット・ランプリングは「エンゼル・ハート」(1987年)、そして2000年代の作品から観始めたので、若い頃の姿は完全に後追いなのだけれど、「愛の嵐」(1974年)の頃の圧倒されるような美しさと比べても、本作ではそこに成熟と知性を加えた完璧さを感じさせる

 

少し目を細めた時の(意地悪そうな)笑顔が何とも言えない

 

もちろん、わざわざ邦題につけたトレンチコートの着こなしもさすがだ

 

 

明日は、ルーマニア映画をご紹介

 

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