無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1059. リバー・オブ・グラス

引用元:note.com

 

1994年のアメリカ映画

 

南フロリダに住む30歳の専業主婦のコージー(リブ・ボウマン)

 

少し変わったこの名前は、ジャズドラムが好きだった父に名付けられた(おそらくコージー・コール)

 

店でドラムを叩いていた父は、娘が生まれたのを機に定職に就こうと、ドラムをやめて刑事に(!)なる

 

空想癖のあるコージーは、いつかは人の良い夫婦が目の前に現れて、彼女の子供たちを引き取り、彼女自身は第二の人生を歩み始めることを夢見て、退屈な毎日をやり過ごしていた

 

ある日、酒を飲み過ぎた父は、拳銃をどこかに忘れてしまい、停職処分になる

 

そしてコージーは憂さ晴らしに入った地元のバーで、冴えない風貌のリー(ラリー・フェセンデン)という男にビールを奢ってもらい親しくなる

 

家に帰ろうとするコージーを、「友達の家のプールが使えるから少しだけ寄っていかないか?」と誘ったリーは、大事そうに拳銃を抱えていた

 

家事にも育児にもヤル気が持てず、自堕落な毎日を送っている主婦が、ふとしたきっかけで非日常に巻き込まれる、というストーリーに「WANDA / ワンダ」に共通するものを感じる

 

主人公の主婦に内在する狂気の様なものが、ワンダほどには無いコージーに、よりリアリティを感じる

 

 

明日は、サントラ盤を愛聴した作品をご紹介

 

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