引用元:amazon.co.jp
タイトルの「WHY DO FOOLS FALL IN LOVE」
映画「アメリカン・グラフティ」の挿入歌にもなった曲
邦題は「恋はくせもの」
高校生の時にこの映画のサントラ盤をきっかけに、バディ・ホリーやチャック・ベリー、リトル・リチャード、プラターズにフラミンゴズなどを聴き始めた
それと同時進行で、当時のヒットチャート(プリンスやポリスなど)、その間を埋めるようにビートルズやストーンズ、そして彼らがカバーしたブルースやソウルのアーティストを聴いていた
思い返してみても(少しは勉強もしたし、クラブ活動も熱心にしていたのに)よくもこんな時間があったものだと思う(恐らく今の数倍の吸収力もあったのだろう)
そのサントラ盤で知ったドゥーワップ・グループのフランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ
リード・ヴォーカルのフランキーは、12歳でグループに加わり、二年後にプロデビュー、「恋はくせもの」が大ヒットするものの、デビューの翌年にはソロになる
以降はフランキーもグループも低迷し、フランキーはヘロインの過剰摂取で25歳の若さで亡くなってしまう
映画は、その「恋はくせもの」が、ダイアナ・ロスのカバーで再ヒットするところから始まる
再ヒットした分の印税を求めて、フランキーの未亡人を名乗る三人の女性がレコード会社に押し寄せて来る、三人ともに弁護士を連れて
時期は多少ズレていたり重複していたりするも、三人とも実際にフランキーと暮らしていたこともあり、互いに一歩も譲らず、決着は法廷に持ち込まれる
再ヒットしてから三人が法廷で争ったことも、その結果勝利した者も事実に基づいていることもあって、なかなか面白い
曲は有名ながら、活動期間が余りに短いこともあって彼やグループのことを殆ど知らなかったから勉強にもなったし、かなり面白かった
恐ろしいことに、当時(フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズとクレジットされていたのに)、ヴォーカルは女性だと思っていた
ついでに言えば、プラターズに女性が存在していたとも知らなかった(ゾラ・テイラー、映画ではハル・ベリーが演じている)
明日は、アラン・パーカー監督作品をご紹介