無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1027. ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ

引用元:amazon.co.jp

 

タイトルの「WHY DO FOOLS FALL IN LOVE」

 

映画「アメリカン・グラフティ」の挿入歌にもなった曲

 

邦題は「恋はくせもの」

 

 

高校生の時にこの映画のサントラ盤をきっかけに、バディ・ホリーチャック・ベリー、リトル・リチャード、プラターズにフラミンゴズなどを聴き始めた

 

それと同時進行で、当時のヒットチャート(プリンスやポリスなど)、その間を埋めるようにビートルズストーンズ、そして彼らがカバーしたブルースやソウルのアーティストを聴いていた

 

思い返してみても(少しは勉強もしたし、クラブ活動も熱心にしていたのに)よくもこんな時間があったものだと思う(恐らく今の数倍の吸収力もあったのだろう)

 

そのサントラ盤で知ったドゥーワップ・グループのフランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ

 

リード・ヴォーカルのフランキーは、12歳でグループに加わり、二年後にプロデビュー、「恋はくせもの」が大ヒットするものの、デビューの翌年にはソロになる

 

以降はフランキーもグループも低迷し、フランキーはヘロインの過剰摂取で25歳の若さで亡くなってしまう

 

 

 

映画は、その「恋はくせもの」が、ダイアナ・ロスのカバーで再ヒットするところから始まる

 

再ヒットした分の印税を求めて、フランキーの未亡人を名乗る三人の女性がレコード会社に押し寄せて来る、三人ともに弁護士を連れて

 

時期は多少ズレていたり重複していたりするも、三人とも実際にフランキーと暮らしていたこともあり、互いに一歩も譲らず、決着は法廷に持ち込まれる

 

 

再ヒットしてから三人が法廷で争ったことも、その結果勝利した者も事実に基づいていることもあって、なかなか面白い

 

曲は有名ながら、活動期間が余りに短いこともあって彼やグループのことを殆ど知らなかったから勉強にもなったし、かなり面白かった

 

恐ろしいことに、当時(フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズとクレジットされていたのに)、ヴォーカルは女性だと思っていた

 

ついでに言えば、プラターズに女性が存在していたとも知らなかった(ゾラ・テイラー、映画ではハル・ベリーが演じている)

 

 

明日は、アラン・パーカー監督作品をご紹介

 

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