時代遅れで倒産間近と噂されていた、ゲームソフト販売会社「ゲームストップ社」
この会社を愛する、マサチューセッツに住む「ちょっと変わった」会社員キース(ポール・ダノ)は、全財産である5万ドルを注ぎ込み、動画配信の中で如何にこの会社が過小評価されているかを訴える
すると、キースの奇抜な格好(妙なネコTシャツ)が目を引いたこともあって、多くの個人投資家が賛同し、数日後に株価は急騰する
同社株を「空売り*」することで儲けを狙っていた金持ちたちが大きな損害を被り、メディアも大騒ぎする社会的な問題にまで発展、キースは一躍有名人になってしまう
*空売り : 保有していない株式を売却した後に(通常は下落した株価で)買い戻し利益を得ること
これはアメリカで実際に起こった「ゲームストップ株騒動」を映画化した作品
裕福なヘッジファンドと、彼らが作り上げた仕組みの中で虐げられている個人投資家の対立という、何とも日本人好みな構造
そして、コロナ過で鬱憤を溜めていた個人(そして、にわか)投資家たちが、キースの発信するSNSによって団結していく様子が、実に2020-2021年のアメリカらしい
2月2日から全国上映されるので、ポール・ダノのファンの方、或いは株式市場に興味のある方は是非!
明日は、冒頭の5分に集中したい70年代の映画をご紹介