無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1210. アメリカン・ハッスル

引用元:amazon.co.jp

 

 

アメリカのニュージャージー州に、アトランティックシティという街がある

 

ニューヨークからもフィラデルフィアからも近く、東海岸最大のカジノがあり、コンサートホールや、海沿いに続くボードウォークなど、お楽しみの多い場所で、同州に住んでいた時にはよく遊びに行った

 

ツアーで生活しているベテラン歌手のライブなども観たし、カジノでブラックジャックやルーレットも楽しんだりもした

 

ギャンブルの才能が無いことは承知しているから、軍資金は少なめに持って行く(そして現地のATMは使わない!)ようにしていたけれど、全額負けた帰り道にスピード違反で捕まったことも(言っても無駄なのはわかっていても、警官に愚痴りたくなった)

 

また、当時の自分にとっては大きな決断をする直前、会社を休んでアトランティックシティのボードウォークを散歩したこともある

 

迷っていたわけでもないし、何をしに行ったのか自分でもよくわからないけれど、しばらく海を見ているウチに気持ちの整理がついた気がした

 

そんな思い出のアトランティックシティ・カジノの建設に絡む収賄と捜査を描いた作品

 

 

 

 

クリーニング店を複数経営しているアーヴィン(クリスチャン・ベール)は、裏で詐欺行為を繰り返していた

 

お腹も出ているしダサい髪形のアーヴィンだったが、その堂々とした佇まいに惹かれたシドニーエイミー・アダムス)は、一緒に詐欺をはたらくようになる

 

ところがある日、FBI捜査官のリッチー(ブラッドリー・クーパー)に捕まってしまい、おとり捜査への協力(すれば無罪放免)を持ちかけられる

 

FBIのシナリオは、架空のアラブ人の富豪を使い、カジノの利権を求めるマフィア、そして政治家たちを一斉に逮捕するというもの

 

早速、アーヴィンとシドニーは、アトランティックシティにほど近い、カムデンの市長を務めているカーマイン(ジェレミー・レナー)に接近するも、ふたりに嫉妬するアーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)が邪魔に入る

 

 

チームとしての大きな目標に向かいながらも、時々個人の思惑を優先する愚かで我儘な強者たちに、ハラハラドキドキしている間に終わってしまう137分

 

同監督の「アムステルダム」にも通じる、豪華キャストによるクライムサスペンス

 

 

明日は、アメリカ人の陽気さに呆れる作品をご紹介

 

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