無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

723. ペリカン文書

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引用元:amazon.co.jp

 

1993年のアメリカ映画

 

原題は「The Pelican Brief」(Brief = 文書、概要)

 

監督は「アラバマ物語」のアラン・J・パクラ

 

 

 

ニューオリンズにあるロースクールに通うダービー(ジュリア・ロバーツ

 

彼女を教えている教授のトーマス・キャラハン(サム・シェパード)は最高裁判事のローゼンバーグに師事していた

 

ところが、そのローゼンバーグと同じく判事のジェンセンのふたりが殺害される事件が発生する

 

ダービーは犯行の動機に関するリサーチを行い、ある仮設に辿り着く

 

それは衝撃的な内容ながらも良く出来た仮設で、具体的事実に基づくものではないため、(外部に公表するのではなく)授業のレポートとしてトーマスに提出する

 

ところがローゼンバーグの葬儀にワシントンに赴いたトーマスが、同窓のFBI法務顧問のヴァヒークに「ペリカン文書」と名付けられたそのレポートを渡したことで事態は急展開を迎える

 

判事の殺害で大統領補佐官から(FBIの警護が甘いと)非難されていたこともあり、FBI長官は「この文書を捜査の参考にする」と補佐官に伝える

 

 

 

 

ニューオリンズのあるルイジアナ州の州鳥は「Brown Pelican」

 

バスケットボールのチーム名の「ペリカンズ」というくらいだから州の象徴なのだろう

 

殺人事件が(ペリカンの保護にも関係する)石油採掘と、それによる環境破壊に大きく絡んでいることなど、よく出来たストーリー

 

「悪に立ち向かう」タイプの映画は数あれど、30年経った今でも本作が風化していない理由がわかる気がする

 

 

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