無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

937. ランナウェイ / 逃亡者

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引用元:amazon.co.jp

 

2012年のアメリカ映画

 

ニューヨーク、といってもマンハッタンからは車で何時間もかかる田舎町のオルバニーに暮らすジム(ロバート・レッドフォード

 

弁護士として働きながら、病に倒れ亡くなった妻の亡き後は、11歳の娘イザベルの食事や学校の送り迎えもこなすシングルファーザーとして忙しいながらも平穏な毎日を送っている

 

そんな彼には、1980年に起こったミシガン銀行襲撃及び守衛殺害の容疑で指名手配され、この30年間FBIの捜査の手から逃げ続けているという、元ウェザーマンとしての秘密があった

 

 

ところが、かつての同志であり、良心の呵責から自首することを考えていたシャロンが2011年10月に逮捕されてしまう

 

普段大したニュースの無い田舎町に起こったビッグニュース、その第一報を報じ損ねたオルバニー・タイムズの記者ベン(シャイア・ラブーフ)は、名誉挽回とばかりにFBI捜査官であり、かつての恋人でもあるダイアナ(アナ・ケンドリック)に、そしてその情報からビリーという名の人物に取材攻勢をかける

 

 

 

 

ジムを間接的に助ける旧友のドナルド役にニック・ノルティを起用(こういうところに実力のある俳優を使うことで引き締まった作品になっている)している辺り、キャスティングの巧さを感じさせる

 

 

大義を過大解釈して過去にテロ行為に走ったウェザーマンたちと、ジャーナリズムに陶酔(というか自覚的な乱用)して体当たりの取材を続ける地方新聞の若手記者ベンの(多くの関係者に取り返しのつかないダメージを与える可能性が高いのを知りつつ暴走する)姿が重なる

 

 

ちなみに11歳の娘イザベルを演じたジャッキー・エヴァンコの本業は歌手で、本作から5年後の2017年、トランプ大統領の就任式で国歌斉唱をしている

 

 

明日は、大胆なキャスティングのアメリカ映画をご紹介

 

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