1973年に、ニューヨークのセントラルパークで行われたキャロル・キングのフリーコンサート
50年間、未発表のままだったライブ映像が、今回冒頭に関係者へのインタビューなどを加え映画化
世代的に少し遅れていたこともあるし、シンガーソングライター系の音楽にはそれほど熱心ではなかったので、キャロル・キングの熱心なファンではなかった
それでも彼女のアルバムは、前身のバンド「The City」からすべて聴いているし、「つづれおり」は後から(CDも持っているのに)レコードも買った
もちろん曲の良さに魅かれたけれど、同じくらいそのヴォーカル、より厳密に言えば声質が好きだったこともあって、是非劇場で観たい(聴きたい)と、ヒューマントラストシネマ渋谷へ
本作では、前半は自身のピアノの弾き語り、後半はホーンセクションも加えたバンド形式
10万人の大観衆を前にして弾き語っても、キャロル・キングのヴォーカルが安定している(まったくピッチがブレない)ので、まるでライブハウスで歌っているかのようなアットホームな雰囲気
如何にも70年代らしい、粗い映像も臨場感があって最高
この日、セントラルパークに行った人は一生の記念になっているのだろうなあ
明日は、ラジオ体操に熱くなる映画をご紹介