無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

305. リンダ・ロンシュタッド サウンド・オブ・マイ・ヴォイス

 

シネマカリテ新宿にて鑑賞

 

GWに入る前に、と混雑を避けたつもりがほぼ満席

 

仕方なく一列目中央(シネマカリテはスクリーンのサイズが控え目だから一列目でも快適)を選択

 

開演前から低い音量で「悪いあなた」が館内に流れる中、続々と60代くらいと思われる男女(半々くらい)を中心に詰めかけ、余計な予告も無く始まる

 

 

元々熱心なファンではなかったけれど、70-80年代中期までのヒットチャートを賑わせていた頃のアルバムはひと通り聴いてきたし、カバー曲の選曲が魅力的な(むしろオリジナルをよく聴いていた)こともあって、それなりに知ってるつもりではいたけれど、本作を観て、如何に過小評価していたのかを痛感させられた

 

 

わかり易くテクニカルなヴォーカルというのではなく、どんな歌も「サラッと」自分のモノにしてしまう吸収力が飛び抜けていて、それを叶える声域、声質、歌唱力、そして何よりステージ映えする存在感がある

 

しかも器用さでカバーしていくというよりも、その都度周囲の反対を乗り越えながら新たな音楽をもの凄い情熱をもって猛勉強、猛練習しながらオペラやメキシコ音楽、ジャスをモノにしていく

 

 

 

面白かったのはエミルー・ハリス、ドリー・パートンと結成した「トリオ」

 

てっきり商業的な企画モノかと思っていたけれど、元々お互いを認め合っていて仲の良い3人が長年の想いを実現させたアルバム

 

リード・ヴォーカリストとしてはドリーが一番とされていたる一方で、コーラスではリンダとエミルーには適わないと発言したり、それらがお世辞や謙遜でもなく、実力者同士だからこそのコメントとして聞けるし、それぞれの違った魅力を感じられて楽しい

 

アルバム「トリオ」については音楽ブログの方でも触れているので是非ご覧ください

 

パーキンソン病を患い、2011年に引退を表明しているけれど、自宅で家族とセッションする微笑ましい映像も収められている

 

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