引用元:amazon.co.jp
2001年の韓国映画
キム・ギドク監督の初期の傑作
百貨店前の広場にあるベンチに座っている女子大生のソナ、彼女をじっと見つめ隣に座るヤクザのハンギ
恋人と待ち合わせていたソナは彼氏が現れてホッとした瞬間、近づいてきたハンギに強引にキスされてしまう
その場は居合わせた兵士のお陰で何とか収まったものの、後日ハンギの仕掛けた罠にはまり、ソナは多額の借金を負わされてしまう
粗削りなストーリーの展開にツッコミどころ満載ではあるけれど、映像美や俳優陣が映えるカメラワーク、そしてギリギリついていけ(なさ?)そうな狂気の世界には、その後のキム・ギドク作品の片鱗以上のものを感じる
この一作だけで判断するとなかなか好評価するのは難しいけれど、本作の至らない部分も含めてキム・ギドク作品を味わっていくのも映画の楽しみ方のひとつ