引用元:allcinema.net
名作が必ずしも心に刺さるとは限らない
好みとカケ離れた作品なら諦めもつくけれど、そうとは思えないケースはやっかいで、数年後に再びチャレンジする羽目に
そして九分九厘は前回と同じ様に撃沈してしまう
映画ではないけれど、ビーチボーイズの「ペットサウンズ」がまさにそうだった
10年くらい「やっぱり駄目だ」を繰り返してから、ある日ふと呪文が解けた様に聴けるようになった
思い当たる理由などなく、本当に「ある日ふと」
まったく不思議なものだし、これがあるから再チャレンジがやめられない
1963年、イタリア・フランス作品
フェリーニの代表作としてあまりにも有名な自伝的作品
映画監督のグイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は、新しい作品の制作に行き詰まってしまい、クランクインを二週間先延ばしにする
療養のために温泉地を訪れるも、仕事の関係者や女性たちが、次から次へと彼に問い、要求し、罵倒し、絡みついてくる
そうしているうちに現実と幻の区別が曖昧になっていき、、、
今回久しぶりに鑑賞(三回目)して、またしても理解できず撃沈
そもそも理解しようとして鑑賞するのも可笑しな話で、特殊な映画作品(ストーリーらしいストーリーも無いのだから)として自分の潜在意識を刺激させるような感覚で眺めてみるべきなのか
「ある日ふと」に期待して再チャレンジしたい