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1983年のイタリア・ソビエト映画
タルコフスキー監督が初めて国外で制作、その完成後に亡命したという作品
主人公のコートのしわにまで映像美を感じさせる
その主人公である作家であり詩人のアンドレイは、助手兼通訳の女性エウジェニアを伴って、トスカーナ地方の町にやって来る
町の広場に温泉があることで知られているその町に来たのは、18世紀にイタリアを放浪したロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの面影を訪ねての旅の中でのことだった
この町でふたりはドメニコという名の不思議な男に出会う
世界の終わりが来ると信じ込んだドメニコは、7年もの間家族を幽閉したことで、周りの住人からは変人扱いをされていた
そんなドメニコに興味を持つアンドレイに対して、抽象的な比喩に富んだ彼らの会話に苛立ったエウジェニアは2人の元を離れる
エウジェニアに激しく同意して鑑賞をギブアップしたい思いに駆られるほどストーリーの本筋は理解が難しいものの、美しい風景や難解な会話さえも断片として楽しめ、途中からはストーリーの理解は諦めた状態で鑑賞
再度鑑賞しても同じ結果になりそうではあるけれど、またチャレンジしてみたい
明日は、何度も引っ越しする話を含むオムニバス映画をご紹介