無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

152. アメリカン・ユートピア

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引用元:cinemacafe.net

 

2020年の作品

 

二年前にリリースされた同名アルバム、そしてそれに伴うワールド・ツアーの後にブロードウェイのショーとして再編成された舞台を映画化したもの 

 

 

様々なメッセージソングやプロテストソングをシンプルなビートに乗せてパントマイムや前衛パフォーマンスと共に魅せるエンターテインメント

 

トーキング・ヘッズの曲も織り交ぜながら11人のミュージシャン兼ダンサーと独自の世界を展開していく

 

通常ダンス・ミュージックとは「頭を空っぽにして」聴くイメージがあるけれど、ここで演奏される曲には強いメッセージがあって頭も身体もフル回転している

 

コロナ禍ということで両隣の席は空いていたけれど、身体がリズムに反応してしまうのをどれくらい抑えれば良いのか(迷惑にならない様に)考えてしまった

 

元々トーキング・ヘッズの熱心なリスナーではなかった自分にとって、デヴィッド・バーンはヴォーカリストというよりもアジテーターという印象だったけれど(失礼ながら)今回歌唱の巧さを認識した

 

 

 

本作ではいつものスパイク・リーらしさを発揮する余地は無いけれど、この臨場感と飽きさせない様々なアングルからのカメラワークは素晴らしく、印象を新たにした

 

肝心のサウンドも通常映画で聴けるものよりも圧倒的にベースが強調され、ズシンとお腹にくる心地良さ

 

デヴィッド・バーンの音楽は、旋律というよりも歌うテーマと踊りだしたくなるリズムだろうだから、こうしたサウンドの選択は効果的だったと思う

 

劇場で観るメリットの大きい作品

 

鑑賞後にアルバムを聴くと、各曲のリフやリズムの躍動感に再び感動してしまう

 

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