引用元:amazon.co.jp
2010年のアメリカ映画
かつては脚本家として、ハリウッドでのヒットを目指していたものの、今はクリーニング屋を営んでいるケイシー(ピーター・ディンクレイジ)
少ない稼ぎでは、高利貸のニモ(スティーヴ・ブシェミ)からの借金が返済できず、ついに愛犬ブッダを取り上げられてしまう
そんなある日、テレビを観ていると、旧友の映画監督スモールズが海で溺死したというニュースが流れる
もう一人の旧友・ジャック(マーク・ブーン・ジュニア)から、「スモールズの葬式のためにロスまで来てくれたら、借金を肩代わりする」という電話が入り、他に何の策も無いケイシーはロスに飛ぶ
ところが、ジャックには手持ちの資金も、借金を肩代わりできるアテもなく、ケイシーにとってはまったくの骨折り損
スモールズが生前作りヒットした映画の脚本が、ケイシーの盗用としったジャックは、これをネタに借金を返そうと目論むも、権利の譲渡を認めた証拠も見つかり万事休す
好みが大きく分かれそうな監督だろう
ストーリーの整合性とか背景の説明を重要視される方には向かないけれど、その辺りを補って余りある世界観(割と豪華なキャストや、細かい演出の面白さ、音楽などなど)を楽しみながら観終わり、
「明日から頑張ろうかな」
と、(作品には人生応援歌的な要素は皆無なのに)そう思わせてくれる不思議
先述の三人以外にも、ティム・ロスやシーモア・カッセルなど、個性的な味のある俳優陣が揃っている
「ナイト・オン・ザ・プラネット」で、ブルックリンに住む妹役を演じたロージー・ペレスも出演
どちらの役の台詞にも、複数回「Fuck You」とあるけれど、彼女が言うと実にサマになる
明日は、間もなく閉館してしまう、京都みなみ会館で鑑賞した作品をご紹介