無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

751. ピート・スモールズは死んだ!

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引用元:amazon.co.jp

 

2010年のアメリカ映画

 

かつては脚本家として、ハリウッドでのヒットを目指していたものの、今はクリーニング屋を営んでいるケイシー(ピーター・ディンクレイジ

 

少ない稼ぎでは、高利貸のニモ(スティーヴ・ブシェミ)からの借金が返済できず、ついに愛犬ブッダを取り上げられてしまう

 

 

そんなある日、テレビを観ていると、旧友の映画監督スモールズが海で溺死したというニュースが流れる

 

もう一人の旧友・ジャック(マーク・ブーン・ジュニア)から、「スモールズの葬式のためにロスまで来てくれたら、借金を肩代わりする」という電話が入り、他に何の策も無いケイシーはロスに飛ぶ

 

ところが、ジャックには手持ちの資金も、借金を肩代わりできるアテもなく、ケイシーにとってはまったくの骨折り損

 

スモールズが生前作りヒットした映画の脚本が、ケイシーの盗用としったジャックは、これをネタに借金を返そうと目論むも、権利の譲渡を認めた証拠も見つかり万事休す

 

 

 

 

好みが大きく分かれそうな監督だろう

 

ストーリーの整合性とか背景の説明を重要視される方には向かないけれど、その辺りを補って余りある世界観(割と豪華なキャストや、細かい演出の面白さ、音楽などなど)を楽しみながら観終わり、

 

「明日から頑張ろうかな」

 

と、(作品には人生応援歌的な要素は皆無なのに)そう思わせてくれる不思議

 

 

先述の三人以外にも、ティム・ロスシーモア・カッセルなど、個性的な味のある俳優陣が揃っている

 

 

ナイト・オン・ザ・プラネット」で、ブルックリンに住む妹役を演じたロージー・ペレスも出演

 

どちらの役の台詞にも、複数回「Fuck You」とあるけれど、彼女が言うと実にサマになる

 

 

 

明日は、間もなく閉館してしまう、京都みなみ会館で鑑賞した作品をご紹介