無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

574. きみの鳥はうたえる

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引用元:eiga.com

 

2018年の作品

 

函館市出身の作家、佐藤泰志の小説が原作

 

函館市民映画館シネマアイリス開館20周年を記念し、オール函館ロケで撮影された

 

 

バイト先で仲良くなった僕(柄本佑)と静雄(染谷将太) は函館のアパートで一緒に暮らし始める

 

今は本屋で働いているけれど、仕事はつまらなくて時々適当な理由をつけて休んだりしている

 

同僚の佐知子(石橋静香)と仲良くなってつき合い始めるも、彼女はまだ店長と別れていなかったらしい

 

必然的に静雄と佐知子と三人で飲みに行ったりダーツやビリヤードをして遊ぶ機会が増え、時々は静雄と佐知子のふたりで出かけることも増えてくる

 

 

 

 

観終わった時に「ふううー」っと息をもらした

 

もう学生でもないし、かといって社会人の心構えもなく、モラトリアムの真っただ中にいる三人

 

三人ともカッコよくはないけれど三人とも魅力的

 

共同生活も、函館での生活も、おそらく向いていないだろうに、この三人の生活の中に入りたいくらい心地良さそう

 

「このまま永遠に夏が続けばいいのに」

 

という、人生の中でも二度と(普通は)無い一瞬がうまく収められている

 

 

 

タイトルは(映画では描かれていないけれど)静雄が好きなビートルズの曲「And Your Bird Can Sing」から 

 

 

 

明日は、念願の劇場鑑賞が叶った音楽映画を紹介します