無人島シネマ

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380. 太陽が知っている

 

没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭」がBunkamuraで始まった

 

 

今年も夏っぽい場所には行けそうもないので、「せめて劇場でバカンス気分を」と本作を選択

 

原題は「La Piscine」=プール

 

 

席は結構埋まっていた(!)ので仕方なく空いているスペースを求めて最前列にて鑑賞

 

 

原題の通りプールの付いたサントロペにある別荘でバカンスを楽しんでいるジャン・ポール(アラン・ドロン)とマリアンヌ(ロミー・シュナイダー)はつき合い始めて二年半経つが、まだ入籍はしていない

 

ジャン・ポールは作家としての活動を完全に諦められてはいなかったが、生活するためもあり広告業界で働き始めたところ、そしてマリアンヌはキャリアを捨て優雅に暮らしている

 

するとそこに、ジャンポールの友人である以前に、かつてのマリアンヌの恋人(らしき)ハリー(モーリス・ロネ)から電話があり「娘と近くに来ているから」ということで、マリアンヌはジャン・ポールに確認することなく招待する

 

楽しそうなマリアンヌを見て、内心複雑なジャン・ポール

 

彼にとっては音楽業界で成功している、ましてや(マリアンヌはきちんと説明してくれないものの)どうやらかつて親密な関係にあったであろうハリーに対して複雑な思いを抱えていた

 

 

 

 

当時23歳(ストーリーの中では18歳)のジェーン・バーキンのクールな姿と、ある意味真逆な魅力のあるロミー・シュナイダーを同時に楽しめる作品

 

 

太陽がいっぱい」で恋敵を演じたアラン・ドロンモーリス・ロネが主演していることから付けられた邦題は、何だか二番煎じに仕立てられた感じであまり良い気がしない

 

とはいえ「太陽がいっぱい」を下敷きにしているのは事実だろうし、強引なエンディングや粗野な構成を考えると、あまり大きな声で抗議できないかも(笑)

 

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