引用元:natalie.mu
国立新美術館に開催中の「ルートヴィヒ美術館展」に行ってきた
ドイツのケルンにある美術館の名前で、ルートヴィヒ夫妻はコレクターの中のひとり(ひと組)なのだけれど、これも何かの縁かと、第四代バイエルン国王・ルートヴィヒ2世の生涯を描いた本作を鑑賞(映画祭で盛り上がっているロミー・シュナイダー出演作でもあるし)
ルートヴィヒ夫妻は、1920年代に実業家の家系に生まれた個人収集家
おそらく同性というだけなのだろうなあ、、
ルートヴィヒ2世という人は、かなり個性的だったようで、執務を嫌い、美青年たちを近侍させ、ノイシュバンシュタイン城などの豪華な建築を命じ、周囲の反対を押し切って憧れのワーグナーを宮廷に呼び寄せるなど、好き勝手をして国を傾かせている
そして1886年にはバイエルン政府から逮捕・廃位され、幽閉させられたベルク城で謎の水死体となって発見されている
舞台は1864年
18歳になった青年ルートヴィヒ(ヘルムート・バーガー)は、バイエルン国王の座を継承する
彼は女性を嫌ってはいたが、オーストリア皇帝の妃で従姉のエリザベート(ロミー・シュナイダー)だけは特別に慕っていた
互いに公務が嫌いで、周囲の監視から逃れてはふたりで芸術や愛に関して語り合っていた
ルートヴィヒはストレートに好意を示し、エリザベートは成就する見込みのない関係と諦めつつも楽しんでいる風
そんなある日、エリザベートは自身の妹・ソフィー(ソーニャ・ペドローヴァ)を婚約者としてルートヴィヒに薦める
自由に生きようともがくルートヴィヒの葛藤を238分で描く大作