無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

282. ひまわり

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引用元:Yahoo!映画

 

1970年、イタリア・フランス・ソビエト合作映画

 

 

50周年となる 2020年5月からHDレストア版が上映された

 

新型コロナウィルスの感染がピークに達した時期で、劇場によっては多少延期されたりもしていたから「落ち着いたら観に行こう」と思っていたのに

 

そろそろ、と思い上映チェックした時には関東圏の上映は終了していた

 

 

 

 

 

第二次大戦中のイタリア

 

ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、ナポリの海岸で出会い、恋に落ちる

 

結婚することで少しだけ徴兵のタイミングを遅らせたものの、アントニオは、最も過酷なソ連戦線に送られてしまう

 

時が経ち、いつまでも行方不明のままミラノに帰ってこないアントニオを待ち続けたジョバンナは、終戦後(スターリン死亡後の)ソ連に向かう

 

手がかりもなく、また生存している可能性も低い中で探し続け、ついにアントニオが生きていることがわかる

 

 

 

 

最初に観たのがいつ頃だったか思い出せないけれど、今回で三回目の鑑賞

 

徴兵されるのを延期するため入籍して、12日間だけの新婚生活を送る中で、アントニオがオムレツを作る(卵を24個も使って!)シーンで、不思議と

 

「ああ、またこの映画を観てるんだなあ」

 

と思う

 

 

 

いつか劇場で観てみたい「不朽の名作」と呼ぶにふさわしい作品

 

余計な人物は描かれず、ストーリーも一切脱線しないし、本線のみをじっくりと描いている

 

その分、キャスティングも伏線も大盤振る舞いな作品に慣れた目には、スローで退屈にも映るかもしれないけれど、ストーリー、俳優、音楽、映像、どれをとっても圧倒的な存在感を放つ本作に触れて、感覚の矯正をするのも良いかもしれない

 

本作を「恋愛映画」として観ると凡庸な作品かもしれないけれど、「戦争映画」として観ると(世の中の大半の人はそうだった?)本作の奥深さが味わえる気がする

 

 

有名なひまわり畑のシーンは、現在のウクライナ

 

50年という長い間、人間がたいして進歩していないことがよくわかる

 

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