引用元:Yahoo!映画
2015年の作品
安藤肇が監督、みうらじゅんが原作、脚本、前野健太が音楽、そして主演を務めた青春映画
前回の「鉄の女」と比較するのもどうかと思うけれど、これほどの振れ幅があるのも映画の魅力か?
特別な才能もないのにぼんやりした希望を抱えたまま、一浪の末に都内の大学に入った普通の男(前野健太)
ひょんなことから(半ば強制的に)ロック研究会に入りバンドを組むことに
勉強もそこそこにバンド活動に没頭するも、他のメンバーは四年生になると就職活動を始め、卒業後は普通に社会人になっていった
そして自分だけがミュージシャンになる夢を諦められず、売れないながらも何とか活動は続けていた
可愛い妻(白石茉莉奈)と結婚し息子も生まれ、家庭的な生活を送ってはいたけれど、前野は学生時代から続く薫子(月船さらら)との歪んだ愛人関係も楽しんでいた
そんなある日、地方の雪山でのライブの予定が入り、男はお楽しみも兼ねて薫子を連れて現地入りする
ライブが始まりステージに立った前野が見たのは、まばらな観客の中にいる妻だった
仲の良いオジサンたちが好きなようにキャスティングして好きなように撮った映画という印象
本作の魅力は「それ以上のこと」を目指していないことかもしれない
想像していたよりも変態度が高かった最後の雪山のシーン、撮影は大変だったろうなあ