無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

157. ペピ・ルシ・ボンとその他大勢の仲間たち

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引用元:Yahoo!映画

 

アパートのベランダで大麻を栽培していたペピ

 

ある日、向かいに住む警官に踏み込まれ、見逃してやる見返りにとレイプされてしまう

 

処女を奪われてしまったペピはその警官に仕返しすべく警官の妻のルシに近づき、(ルシが手編みのセーターを着ているのを見て)「編み物を習いたい」と声を掛ける

 

早速、自宅にルシを読んで編み物を教わるもどうにも様子がおかしい

 

ペピは乱暴な性格を抑えられずついルシにきつく当たってしまうも、ルシはそれに対して怒るでも当惑するでもなくどこか嬉しそう、、ルシは極度のM体質だった

 

そこから友人のボンと一緒にルシを痛めつける生活が始まる

 

警官は家でもひどい夫で、ルシが編み物を教えることにも不満を示し「自立せずに家事だけしてればいいんだ」と命令する

 

そんな矢先、ルシは暴力をうけて大怪我をしてしまう

 

 

 

 

1980年の作品

 

1975年まで続いた独裁政権が終わったばかりのスペイン

 

解放感に溢れた雰囲気が伝わってくる、女性やゲイにとっての解放感は尚更だろう

 

その一方で解放前の価値観を引きずる警官が対比として描かれる

 

ペドロ・アルモドバル監督(「人生スイッチ」、「ジュリエッタ」、「トーク・トゥ・ハー」、「アタメ」等)の長編デビュー作、当時29

 

映画を学ぼうとマドリードに出てきたのに、フランコ政権の影響で学校が閉鎖され、電話会社で働きながら映画に費やすことで監督になる準備をしてきた

 

作品として整っているとは言えないけれど、それを補って余りある情熱と勢いに圧倒される監督デビュー作品の典型

 

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