引用元:filmarks.com
カラーのお陰か、年代の割には古さを感じない 1959年の作品
原題は「North by Northwest」
方角を示す表現としてはこういう言い方は存在しないらしく、また実際にシカゴからサウスダコタは方角的には北北西ではなく西北西だ
サウスダコタに向かう空港のシーンでノースウェスト航空のカウンターが映るので、もしかしたら「ノースウェスト(航空で)北へ」という意味合いなのかもしれない
(邦題は誤訳?あるいは語呂を優先?)
ある男に間違われて命を狙われ、逃げている間に疑惑をかけられ、汚名を晴らそうとして新たな危険を招く、、、そこに有名な飛行機に追いかけられるシーンや、ラシュモア山(四人の大統領の彫像)でのシーンなど
いわゆるヒッチコック作品によくある「巻き込まれ型」サスペンスの典型的なストーリー
そして「この人になら騙されても仕方ない」と思ってしまうような美女の登場など、サスペンス、アクション映画として盛沢山な内容
数あるヒッチコック作品の中でも安心してお勧めできる
マイベストは「めまい」(イギリス時代なら「バルカン超特急」)続いて「ダイヤルMを廻せ!」、「サイコ」、「鳥」、「裏窓」などキリがないけど、ヒッチコックは初めてという人に、一本となると本作がお勧め
ちなみに本作は冒頭のバスへの乗車シーンで恒例の本人のカメオ出演がある
これが終盤まで無いと「まだかな?」、「観逃したかな?」と気になるという意味では有難いタイミングではある
いつか劇場の大きなスクリーンで観てみたい作品