引用元:Yahoo!映画
2013年のアメリカ映画
ウォルター(ベン・スティーラー)は、雑誌「LIFE」社の編集部で、ネガの管理をしている真面目なのが取り柄の、地味で平凡な男性
内気な性格で、密かに憧れているシェリル(クリステン・ウィグ)にも声を掛けられず、見守ることしかできないウォルターには空想グセがあり、数分間空想の世界に入り込んでしまうことがあった
その世界では、ウォルターは「勇敢なヒーロー」であり、シェリルに対しても積極的に振る舞うことができるのだった
「世界を見よう 危険でも立ち向かおう それが人生の目的」
というスローガンを掲げているLIFE社に長年勤めていることがウォルターの誇りでもあったが、ある日突然に会社の事業再編とLIFE誌の廃刊を知らされる
社を代表するカメラマンのショーン(ショーン・ペン)は、手紙と最終号用のフィルム、そして感謝を込めた革財布の贈り物をウォルターに届けていたが、その手紙の中で「自身の最高傑作だから最終号の表紙に」と書かれた25番目のフィルムだけが欠けていたのだった
昔、「TIME」と「News Week」を1年交代で購読していた
年間購読するとかなりお得だったこともあって英語の勉強がてら読んでいたけれど、定期的に雑誌が届く嬉しさの中には「今回はどんな表紙なんだろう?」というお楽しみも大きかった
毎回、その時の「今」を象徴する写真が印象的だったから手元に無いことを後悔している
昨年から続く新型コロナの騒動で、すっかり海外に行くことも無くなってしまったこともあって「もうこれからはずっと日本で良いや」という心境だったけれど、単純なものでこんな作品を観ると再び知らない世界を見てみたい気持ちになる
チャーミングな母親役をシャーリー・マクレーンが演じている