無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

268. バーバー

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引用元:filmarks.com

 

前々前回に続いて、大好きなフランシス・マクドーマンドでもうひとつ

 

 

2001年のアメリカ映画

 

原題は「The Man Who Wasn't There」

 

コーエン兄弟による作品

 

カリフォルニアの田舎町に住むエドビリー・ボブ・ソーントン)は、義理の兄弟が持つ床屋で働いている

 

デパートで経理の仕事をしてる妻のドリス(フランシス・マクドーマンド)は、雇われ社長の上司と不倫していた

 

 

(カツラなのに)髪を切りに床屋にやって来た男から「ドライクリーニング」という新しいビジネス(時代は1949年)の営業をしているという話を聞きなぜか興味を持ってしまい、出資者になることを申し出る

 

もちろんエドにまとまったお金は無く、妻の不倫相手を恐喝すべく手紙を書き始める

 

 

 

 

エド自身も最後に語っているけれど、

 

ひとつひとつの事柄はまだしも、全体として何故こうなってしまったんだろう?

 

的な、押し流され感を強く感じる

 

コピーにもあるように「髪形を変えるくらいの気持ちで」、床屋で働くだけの毎日からの変化を求めた、のかもしれない

 

フランシス・マクドーマンドもその波に飲まれてしまう可哀想な妻役を好演

 

この流れの中で、退屈な男が退屈じゃない行動に出たり、現実と空想が交差したり、ストーリーも時々オカルトの世界に脱線したり

 

話の行方が浮遊したまま、気が付いたら悲惨な状況に陥っている

 

約二時間、ビリー・ボブ・ソーントンの魅力を堪能した

 

 

「邦画しか観ない」という映画ファンにもお勧めしたい作品  

 

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