無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

550. 獣を解き放て

引用元:yahoo.co.jp

 

またまたフレンチ・フィルム・フェスティバルから

 

 

山の中の一本道で、バスが事故に遭うところから始まる映画

 

周囲には何もなく、レッカー車が救援に来るまでに1時間半はかかるという状況

 

運転手は「とにかく救援が来るまでここでおとなしく待ってください」と繰り返すばかり

 

 

病院の予約を入れていたルパは、携帯電話で「予約の時間には間に合わないこと」、そして予約を延期されないように「できるだけ早く病院に行く」旨を告げる

 

ルパの他にも、時間の余裕が無い男性が、運転手の指示を無視して最寄りの町まで歩き始める

 

少しだけ迷ってから、ルパもその男性の後ろについて歩き始める

 

 

ルパを演じるのはポリーヌ・ロリラール(Pauline Lorillard)という「マリアンヌ」で主役を演じた俳優

 

常に不満を抱えていそうな(失礼!)表情が、少しエミリー・モーティマーにも似ているけれど、彼女のイメージよりもややワイルドな人物を演じている

 

それにしてもバスの事故に縁のある俳優だ

 

 

映画は、「最悪の展開」を描いた、まるでダルデンヌ兄弟の作品を思わせておきながら、ごく自然な流れでふわっとした映像を一瞬挟むことで「現実じゃないかもよ」というメッセージを発する(そして後半はそちら側の世界に、、)

 

 

 

明日も、フレンチ・フィルム・フェスティバルから、マルセイユが舞台の映画を!

 

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