引用元:joao-movie.com
都内では2019年8月に公開されたスイス、ドイツ、フランス合作(ブラジルじゃないのか?)
その前月にジョアン・ジルベルトが亡くなり、彼のアルバムを聴き返していた最中だったこともあって、ひとりで残暑の厳しい YEBISU GARDEN CINEMA まで行って鑑賞
公開後最初の週末ということで(座席予約すればいいものを「もしかしたらコアなファンがたくさん押し寄せて観られないかも」と)かなり早く映画館に到着したせいで、パンフやらクリアファイル(いつ使うんだ?)やら余計なものを買ってしまった
コアなファンはそこそこ居たものの、良い席で鑑賞出来て良かった
ボサ・ノヴァの神様、ジョアン・ジルベルトを訪ねてブラジル中を探し回るというドキュメンタリー
2008年に行われたリオでのコンサートを最後に、公に姿を見せないジョアンに一目会おうと、ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャー自ら赴いたブラジルでのやりとりを一冊の本にする
マークは出版の一週間前に自ら命を絶ってしまうのだが、その本を手にし、賛同したジョルジュ・ガショ監督がマークの夢を叶えるべく、ジョアンゆかりの土地を訪ねて近辺の人たちに聞きまわる様子をフィルムにする
極度に露出を嫌うジョアンを追うふたりのストーカー(!)の奮闘記ともいえる
ブラジルの日常的な風景や、そこに暮らす人たちがたくさん観られて、しかもそこにジョアンへの想いを馳せられて個人的には満足したけれど これを機にジョアンを、という方には(本作ではなく)普通に代表作を聴くのがお勧め
2018年、スイス・ドイツ・フランス合作