無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

308. ラブレス

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引用元:Yahoo!映画

 

2017年のロシア映画

 

 

一流企業に勤めているボリスと高級美容サロンを営むイニヤの夫婦にはどちらにも新しい相手(パートナー)がいて、只今離婚協議中

 

ふたりの間には12歳になるひとり息子のアレクセイがいるが、互いに引き取りたくはないと考えている

 

ある日、息子も居る自宅で二人は激しく言い争い、息子を押し付けあってしまう

 

そして次の日、学校に行ったはずのアレクセイの姿がどこにもなく、、

 

 

 

タイトルの通り愛が欠如している父親と母親(親と呼ぶことにも抵抗があるくらい自分本位)なのだけど、この映画はロシアという国や警察の対応の悪さに(セカンド・テーマとして)愛の無さを準えているのかもしれない

 

愛が無い = 積極的な無関心 でもなかろうに、とも思うけれど

 

(愛の定義はさておき)愛が無い夫婦なんてこの世界に星の数ほど存在するだろうけど、信頼だったり同情だったり、最低でも憐みのような感情を持ち合わせることで繋がっていると思いたい

 

ましてや何の罪もない息子の居場所が失われそう(しかもその原因は自分たちにある)というのに、苦悩する様子さえ無いこの夫婦が腹立たしい

 

そしてそんな状況をホラーチックに描いていないところも恐ろしい というか哀しい

 

 

本作のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督による「裁かれるは善人のみ」もお勧め

 

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