無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

13. 心と体と

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2017年公開のハンガリー映画

 

ブタペスト郊外にある食肉工場に財務部長として勤務するエンドレは、片腕が不自由でいまひとつ職場にも馴染めない

 

その工場の品質検査官の産休代理として派遣されたラーツ・マーリアは、内面的な問題を抱えていて必要以上の付き合いをしようとはしない

 

ある日、工場である問題(牛の交尾薬が盗まれた)が起こり、社員全員が精神分析医のカウンセリングをうけることになる

 

その結果、エンドレとラーツの夢(自分が鹿になって森にいるという)がまったく同じだということがわかり、ふたりは互いを意識し始める、、、

 

 

(ほとんどのシーンが工場内、或いは自宅で)ハンガリーの街並みや人の暮らしの様子があまり見られないのは残念だけど、ふたりの感情が大きく揺れ動いていると思われる場面でも、表面的な動きは最小限なのも北欧的な雰囲気に合っていて面白い

 

舞台が食肉工場だったり、夢で鹿のつがいが描かれたり、流血するシーンがあったり、、、精神的な部分と対比させるように肉感的な表現が多いのは、エロティックというよりも、人生を諦めていた生身の人間が必死で前を向こうとしている証の比喩のようにみえる

 

 

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