引用元:Yahoo!映画
1989年の香港映画
画像のファッションや髪形からも80年代テイストが伝わってくる
元バイクレーサーの父親と息子が仲良く暮らしているところにCMオーディションの話がくる
息子を会場に連れて行くとそこにはCMの責任者としてアメリカからやってきたかつての恋人がいた
子どもはすっかり彼女に懐いて撮影が疎かになるほど楽しい日々を過ごすも彼女の帰国日もせまり、というストーリー
深みの無いフィクションだからこそ?な当時の香港の空気感が伝わってくる
80年代って過去としてのノスタルジーは足りないのに、演技や服装には古(いにしえ)感があってどうにも中途半端で垢抜けない印象だけど、本作に溢れているような元気は魅力的
ちなみにウォン・カーウァイの「恋する惑星」は94年の香港映画
もちろん撮影方法や意向もあるんだろうけど5年でここまで(現代的に)変わったんだと驚いてしまう
昨年から続いている香港の民主化デモは新型コロナウイルスの感染拡大によってうやむやになった(された)のかと思っていたら、さすがにそんなワケはなく本格的な抗議活動が再開していてコロナ対策という名目で集会を禁じる政府や警察と衝突している
どちら側にも落としどころの見えない状況、、、こういう能天気な作品を観るとさすがにギャップを感じる