引用元:amazon.co.jp
珍しく近未来モノを鑑賞
人類は遺伝子操作によって優れた知能や身体能力を持つようになり、自然妊娠で生まれた者を「不適正者」と呼ぶようになった
ヴィンセント(イーサン・ホーク)は、両親の意向で、不適格者として生まれる
彼が虚弱体質だったこともあり、両親は弟のアントンは適正者として産むことにする
それからヴィンセントは、何をやっても自分より優れた弟に嫉妬しながら毎日を過ごすようになる
ふたりは「チキンレース」と呼ぶ競争(海岸から沖に向かって泳ぐ、先に折り返した方の負け)をしていたが、毎回勝つのは弟だった
最後の勝負だけはヴィンセントの意地で勝つことができて、その後の彼の心の支えとなった
そんな彼には「宇宙飛行士になる」という幼い頃からの夢があり、成長するにつれて(適正者にしか認められておらず、両親が「無理だから諦めなさい」と言うシーンも)それが不可能であることを理解しながらも、諦めずにいた
ヴィンセントはDNAブローカーに依頼し、適正者のジェローム(ジュード・ロウ)を紹介される
ジェロームは有望な水泳選手だったが、ある事故で足に重傷を負い、車椅子での生活を余儀なくされていた
ヴィンセントは、ハードワークとジェロームからの(血液や指紋、尿などの提供)サポートによって、宇宙局ガタカの局員となり、その後晴れて宇宙飛行士に選ばれる
話の本質はかなり純粋な印象
イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウの三人が、それぞれ個性を発揮していく前の若々しい姿を観て楽しんだけれど、ストーリー的には(SFだからというワケではなく)、決定的なハンデを背負いながらも宇宙飛行士になる夢を諦めない主人公を描く「人生応援歌」的な空気が濃くて、ひねくれた人向けの映画ではないと感じた
明日は、邦画の良さが味わえる作品をご紹介