無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1147. コントラクト・キラー

引用元:amazon.co.jp

 

みんなから嫌われ、ひとりロンドンにやって来たフランス人のアンリ(ジャン=ピエール・レオ)は、水道局で15年間真面目に働いてきた

 

ところが、彼の職場は民営化されることになり、人員整理の為にクビを言い渡されてしまう

 

どうやら解雇は外国人からということらしく、即日解雇の通知書にサインさせられ、これまでの貢献のお礼にと、金(色の)腕時計を受け取る

 

絶望したアンリは、帰宅途中にロープを買い、アパートの部屋で首を吊ろうとするも、またガス栓をひねってみるも、死ぬことが出来ない

 

困った彼は、ギャングの元を訪ね「彼自身の殺害を依頼」する

 

 

 

 

サスペンスでも、コメディでもありながら、人間ドラマな作品

 

何と言っても、退屈な公務員の情けない生き様が、とても魅力的に描かれている

 

冒頭のブルースから、流れる音楽がどれも素晴らしい

 

ジョー・ストラマーがバーの小さなステージで(パーカッションと二人で)演奏しているご褒美的なシーンもある

 

 

 

希望のかなた」(2017年)でファンになったフィンランドの映画監督、アキ・カウリスマキの作品

 

1990年の公開ということで、近年の作品ほどの完成度はないけれど、個性はしっかり発揮されている

 

 

明日は、未来を描いた映画を紹介します

 

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