引用元:amazon.co.jp
2011年3月に全線開通した九州新幹線を記念して、JR九州とJR東日本の企画によって製作されたもの
とは知らずに観たけれど、宣伝モノらしくない、他の是枝作品と同じように素晴らしい作品
敢えて様子が違う点を挙げるとすると、キャスティングがやけに豪華なところか(かなり端役の先生役に、阿部寛や長澤まさみが起用されている等)
両親が離婚し、小6の兄(前田航基)は母親(大塚寧々)と鹿児島の実家に、小4の弟(前田旺志郎)は父親(オダギリジョー)と福岡に住んでいた
弟は友達に囲まれて楽しい毎日を過ごしている一方で、兄にも仲よく遊んでいる友達はいるものの、鹿児島の生活には馴染めない想いが強く、「桜島が大噴火して、また家族四人で暮らせるようになれば良いのに」と考えていた
そんなある日、兄は
九州新幹線が開通する日の朝、「つばめ」と「さくら」がすれ違う時にお願い事をすれば叶う
という噂を耳にし、仲間とお金をかき集め、学校をどうにかしてサボり、すれ違うスポットに向かう
自分が小学生の時には「早く中学生になりたい」と思っていたし、中学生の時は高校生に、高校生の時にも早く次へと、という感じだった
「今より成長すれば、楽しみも大きくなる」という風な感覚だったのだろう
「小(中)学生の時に戻りたいな」と思ったこともないけれど、この映画に登場する小学生を観ていると、自分にも彼らのように楽しかった毎日があったハズだよな、と思うと同時に、(自分の成長に期待するのは良いとしても)もっと当時の楽しさを噛みしめておけば良かったとも
そんな子供居ないか?
最後になってしまったけれど、くるりが担当した音楽も素晴らしかった
挿入歌はもちろん、各シーンに自然にマッチした音楽も最高
明日は、ちょっと気になるタイトルの映画を紹介します